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「~東方二次創作小説~」
東方短篇録

鈴仙と永琳と輝夜が月に居たときの話 《前編》

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 ようやくブロ友のろーぜんさんからのリクの「鈴仙と永琳と輝夜が月に居たときの話」が完成いたしました!

個人的にはちょっと煮詰め足りないかなぁ、と思っています==;
ならちゃんと煮詰めてから投稿しろって話ですよね、うん。スイマセン・・・。orz

というのも自分は永夜抄クリアしたことないヘタレなのがいけないw

実は中編を挟んで三部構成にするつもりでしたが、前編と後編の二本立てにまとめました。ちょっとストーリー切り詰めすぎたかな・・・最後の方もう少し続く予定だったんですが。

原作とキャラ設定やら色々とおかしいところがあると思いますが、そこは御愛嬌でw
オリキャラもいるのでそういったのが無理って方には閲覧支持できませぬ。というか、ハトさんのときと同じでろーぜんさんから何も言われてないけどオリキャラ勝手に出しちゃいました。すいません==;

駄文ですがお楽しみいただけたのなら幸い・・・かなり原作設定無視してます。すいません・・・。

オリキャラの名前は好きに当てはめてもらってかまいません。太郎でもエリザベスⅢ世でもなんでも(え

それでは本編どうぞどうぞ↓






 止められなかった・・・私は・・・姫様を・・・。

今思えばこんな薬を作ってしまった自分が恨めしい。
不老不死を、永遠の生命に憧れる者は多い・・・だが不老不死者は死を、終わりなき永遠を終幕させることを何より望むだろう。

死ぬことは義務にして権利・・・命は限りあるからこそ大切なのだから。
私と姫様は、その大切なものを失った。

たとえ矢で心臓を撃ち抜かれようが、首を切断されようが、深い水の底に沈められようが、炎で焼かれようが、治療法のない死病を患ったとしても私達は生き続けるしかない。

「永琳・・・×××が・・・」

姫様が寄り添っている彼は、決して軽くはない怪我をいくつも負っている。
銃剣の付いた長銃を杖代わりにし、私の応急手当のおかげもあって何とか立てているが・・・本来ならすぐにでも緊急治療と療養が必要な状態だ。こんな森の中で命を賭けた鬼ごっこなどするべきではない。

こんな惨状になってしまった事の発端は、全て私のせいだ・・・何もかも・・・。

輝夜は蓬莱の薬を服用したことにより、月の都から地上へ追放される。身体を小さくされ、光る竹に入れられて。

月の民は“穢れ”を何よりも嫌う。蓬莱の薬は飲むと穢れが生まれ、服用はご法度だった。

追放された輝夜は人間の老夫婦に養われていた。月から監視役を命じられた×××が光る竹を通じて間接的に老夫婦に黄金を渡していたため、暮らしは裕福だったが、月に居た頃と変わらず退屈な生活だったらしいが。

やがて輝夜の罪は許され、永琳をリーダーとする月の使者団が迎えにこの地上までやってきた。しかし、「お世話になった地上人への恩と情」「心のある地上での生活」によるこの地上への未練と、月へ帰っても穢れた身ではまともな生活ができないこともあり、月へは帰らずに輝夜と永琳は共謀して月の使者を欺き、逃亡して地上で永住の道を選ぶ。

そして逃亡の際、二人に手を貸したのが監視役だった×××。
月の都で強大な力を持つ一族の者である彼は、輝夜と同じく永琳が教育係を務めていた。

そのこともあってか「地上へ逃亡する」と彼に打ち明けると、私は反対したにも関わらず自ら使者団に加入して二人の逃亡にこうして協力してくれている。結果としてこんなことになってしまったが。

永琳と×××の奇襲により、二人の所属していた先発使者団の第一陣は壊滅。しかし、後続の第二陣、そしてすぐ後ろに迫っているのであろう月の都の精鋭隊・・・いかに腕に自信がある彼でも、度重なる戦闘で疲弊しきっていた。もちろん永琳も、だ。

「・・・ごめんなさい、手持ちの薬と道具じゃこれ以上の処置は・・・」

「姫、自分は大丈夫です。八意様もそんな顔しないでください、止血できただけでも十分ありがたいですから」

すぐ傍の木に、地面に数本の矢が降り注ぐ。×××は輝夜を庇い、永琳も咄嗟に襲撃に伏せる。

「ちっ、もうここまで・・・!
姫!お怪我は!?」

「私は平気よ、永琳は?」

「私も大丈夫です、ですが・・・」

今の今まで酷使していたからかどうかは定かではないが、不幸にも先ほどの攻撃で永琳の弓の弦が切れてしまった。

悪態ついて使い物にならなくなった弓を捨て、矢の入った矢筒も肩から下ろす。

「ここは自分が引き受けます。八意様は姫を」

長銃を構え、在らぬ方向へ牽制として撃ち放つ。
空の薬莢を輩出して新たな弾倉を装填する。

「×××ッ・・・!」

「っ・・・行きましょう、姫様」

「永琳!でも!」

「姫。そんなに心配せずとも、すぐに自分も後から合流します」

間を置いて、輝夜は口を開いた。

「や、約束よ・・・必ず戻ってきてね?
嘘ついたら―――――」

「そうですね、針千本でも姫の作った練炭――いや、料理でも何でも食べますよ」

「も、もうっ・・・×××!」

怒る輝夜を笑って宥めさせる×××。精一杯の笑顔で応じたつもりだった。だが、永琳だけは彼の笑顔の下に秘められた“覚悟”を読み取り、察していた。

教育係だった永琳は彼の性格を十分に承知している。
このままでは三人とも捕まってしまうのは時間の問題・・・。

――――そう、彼はここで死ぬ気だと――――

手負いの自分が居ては追手の、それも追跡の精鋭である部隊から逃げるのは至難の業・・・それならば、せめて自分を犠牲にしてでも時間を稼ぎ、追手を足止めするつもりなのだろう。

「ごめんなさい・・・」

姫様には聞こえないよう、小さく彼の耳元で呟いた。「気にしないでください」と彼は答える。

「・・・姫、永琳、では後ほど」

一瞥すると永琳は輝夜の手を引き、闇が覆う森の奥へと消えていく。
彼女らを見送った後、長銃を握り直す。
弾はもう装填されているものとポケットに残った最後の弾倉だけ、敵の数は未知数・・・少なくとも一人ではないだろう。

再び矢が雨霰のように飛んできた。辛うじて回避、倒れた木を遮蔽物に隠れる。
矢の発射方向から射手の場所を予測し、弾丸を撃ち放つ。引き金を絞る度に断末魔が響く。

最後の弾倉を装填し、次々と1ショット1キルを量産した。

「これが最後の一発か・・・」

ためらいなく最後の一発も撃つ、もちろん命中。
すると森が静まり返り、辺りは闇と静寂に包まれる・・・全員倒したのか?

もしかしたら伏してこちらの様子を窺っているのかもしれないし、それとも姫と永琳を追ったのかもしれない・・・。

意を決して起き上がり、周囲を警戒しながら後退していく。

・・・どうやら全員倒したようだ。

流石に血を流しすぎたらしい、頭痛とめまいが一気に押し寄せてきた。
思わず木に手をついてしまったその時―――

風を切る音と共に柔らかいものに何かが刺さる音。見れば自分の身体を一本の矢が貫いていた。間髪置かずに次は世界の半分が消える。否、本当に世界が半分消えたわけではない・・・右眼が掠めた矢で潰されたのだと気がついた時には稲妻のような痛みが体中を走った。

「ぐあぁぁっ・・・ぁぐっ・・・・!!」

仕留めそこなったのだろう。残った視界には足を引き摺っている敵が一人・・・生き残りはこいつだけらしい。

「この、裏切り者がっ・・・!」

そいつは弩に新たな矢を装填し、こちらに向けようとする。

「たとえ同胞を裏切ってでも・・・守りたい人が・・・・!」

投げ槍のように長銃を持ちかえ、最後の力を振り絞って投げ放ったのは、奴が矢を撃ったのとほぼ同時だった。

長銃の先端に付いた鋭い銃剣は、最後の敵の頭を貫いてザクロのように頭が吹き飛ぶ。
矢は胸に深々と刺さり、彼は糸の切れた人形のようにゆっくりと崩れ落ちていった・・・。

「申し訳・・・ありません・・・姫・・・約・・・束・・・守れそうに・・・・な・・・・・」

ありがとう、そして・・・さようなら。
俺の愛しい人・・・。

八意様・・・後は頼みます・・・。

彼の意識は、そこで途絶えた。














―――――数刻後――――――

「こりゃまた随分と派手に。まさか一人で精鋭隊を蹴散らすとは。
ん?・・・ほぅ、まだ脈が・・・」

連絡がつかない追跡部隊の詳細を探るため、新たに月から送られた部隊が地上へ送られた。

追跡部隊が消息を絶った場所は地獄絵図で、ほとんどの隊員が死亡。
そして蓬莱山輝夜と八意永琳の逃亡を手引きしたと思われる瀕死状態の少年・・・この少年は使者団を欺き、殲滅して、さらにはこの精鋭隊でさえ全滅に追いやった。驚異的な戦闘能力だ。

男は注射器を取り出すと青年の頸動脈に針を突き立てる。緑色の薬液に血が赤く糸を引いた、それを見てからシリンダーを押し込む。

まだこいつに死なれては困る。

「こいつを回収しろ。まだ身体に聞く事がある」

「はっ!」

男の部下数人がその少年を回収する。

「隊長、あの二人は・・・」

「放っておけ。我らの任務は精鋭隊の詳細確認・・・それにこれ以上、地上にいるのはごめんだ。そいつらも使者団の死体も放っておけ。さ、帰るぞ」

「は、はあ・・・了解しました」



後編へ続く
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